経済学入門

仮想通貨に価値は宿るか

富国と強兵―地政経済学序説作者: 中野剛志出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2016/12/09メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 「地政経済学」で学んだことから「仮想通貨」について説明しよう! とか思って、色々と調べていたんだけれど。イ…

「機能的財政論」序説

ああああ、前の記事ラストが「アメリカ出羽守メソッド」になってた!俺としたことが岸先輩の十八番を使ってしまったああ。それはともかく。 tyoshiki.hatenadiary.com 未読の方は、上記に加えて一つ前の「君のお金はどこに消えるのか」も読んでいただければ…

プライマリ-・バランス亡国論

プライマリー・バランス亡国論作者: 藤井聡出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2017/05/14メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 帯に安倍さんがいるのが残念ですが。とても重要なこと、且つちっとも国民に理解されていないこと。プライ…

日本の「財政破綻」シナリオ

いわゆる「日本の財政破綻」シナリオ。 www.eyasu2008.com 誤解されているところがあるようなのでツッコミを。ただまあ確かに、 「いずれ国債の金利負担に耐えきれなくなり日本の財政は破綻する」そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。 前にやりま…

お金とは何か

お金は使うと消滅する! そりゃ当たり前だろ、と思った?そんなワケないだろ!と思った? 「お金」とは何か。明確に、ちゃんと説明している経済学者とか哲学者はどうも見あたらないらしい。少なくともアダム・スミス、マルクス、ケインズ、ハイエクといった…

パラダイムレベルの話をしよう

いきなりですが先日(ゴジラ一回目で)紹介した動画。思い出してください。 www.youtube.com (これの11分あたりから) ワシントン在住30年という伊藤貫さんの仰っていた、議論には3つのPがあるっていう話。3P理論、思い出しましたか? ① Philosophica…

美人投票

① AKB総選挙 山本彩(やまもとさや) さや姉チョーかわいいマジ天使推すしかない写真集も買っちゃうし総選挙じゃ絶対勝つに決まってるしよーしパパ頑張っちゃうぞゼッタイ勝って欲しいからCD100枚買って投票しちゃうからねさやちゃん握手しに逝くから待って…

投資界隈からお越しの方へ

「先般の事件」を切っ掛けに弊ブログに興味を持って頂けたのか、最近は投資界隈から継続的に来て頂いている方が結構いらっしゃるようですので、弊ブログのご利用解説を。 投資関連の話はカテゴリ「マネーゲーム」の記事が該当します。 弊ブログ自体は投資ブ…

アダム・スミスの誤算

以前、老眼のおかげで最近本がなかなか読めなくなってしまった、なんていう、政治経済とは全く関係ない記事を書いたら、なんと当ブログNo.1のヒット記事になってしまったという、嬉しい反面ある意味ちょっとなんだか情けないことがあったのですが、俺が本を…

ベーシックインカムとは何だろうか

ベーシックインカムが実現すると、どんな良いことがあるか - クソログ ブックマークも大量について、大いに盛り上がっております。ブコメで制度のしくみや財源の話など、概ね出尽くした感もあるけど、なんだかイマイチ煮え切らない感じ。私としては、そもそ…

景気回復の手順

こんにちは。更にご無沙汰しております。間が10日以上も空いてしまいました。無事帰国致しました。結局現地では1回しか記事更新できませんでしたね。短い期間ではありましたが、実際に行ってみて、アメリカ及びアメリカ人に対する印象や考え方について、変わ…

公的固定資本形成

ヤマトの諸君! 「ドリル」と言えば「ドメル将軍」の「ドリルミサイル」! って、わかる人は四十歳以上でしょうか。もう少し上かなあ?どにかく、ドメル将軍以上のドリルマニア、ドリルが好き高じてついに自身がドリルとなってしまった、安倍首相の凄まじい…

バブル拡大

さて、今回はバブル経済の話にチャレンジ。よく聞く用語ですね、バブル。日本では1990年あたりの好景気がバブル経済と呼ばれています。アメリカでは2000年頃のITバブル、2005年頃のサブプライムバブルとか。現在のシェールガスも、過大評価によるバブルでは…

法人税は安い程いいのだろうか

さて、いよいよ消費税増税となってしまいますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。消費増税にあたって、景気対策のため法人税を下げるべし!とかいうことで、経団連や経済産業省、産業競争力会議など、方々から圧力?的なもの、いや要請でしょうか。そうです…

失われた、のは15年

前回は、名目と実質GDP、「実質」にばかり囚われず、名目と実質のバランスに注目しましょう、って話でした。じゃあ今回は、実際に「失われた20年」なんて言われている日本の名目/実質GDPのバランスはどうだったのか、について見てみましょう。今回のデー…

実質GDPと名目GDP

実質GDPと名目GDPについて、内閣府の公表している資料には当然どちらも出ていますが、マスコミ報道のたぐいだと、「実質GDP」ばかりやたら強調していて、「名目GDP」の方は扱いがおざなりな印象です。そりゃあ、名前からして「実質」の方が重要なんだろ?っ…

ミクロとマクロの循環

こちらの記事、ミクロとマクロの考え方について言及されています。これは私も思うところあって、コメント欄にちょっと書いてみよう、と色々と考えていたら、結構長くなってしまったので、一本の記事にしました。 ミクロとマクロは分けて論じたほうが良いと思…

2013年次 GDP速報

反省しる! 2/25に、GDPに関する記事をあげたのですが、私の勉強不足のため内容に誤りがあり、翌日にいったん削除しました。前回のGDPに関する記事をご覧頂いていた方、大変申し訳ありませんでした。勉強し直しました。ので、大幅改訂版のあげ直しです。

ケインズとハイエク

鋼鉄淑女はどうよ 私の知人、Tさんの曰く「イギリスのマーガレット・サッチャー首相は立派な人だ」と。そうおっしゃるのです。

マクロ経済学とはなんだろうか

「マクロ経済学」について私が勉強し始めたのは、民主党による政権交代が現実味を帯びてきた頃でした。本当に政権交代が実現すれば、本格的に日本の危機が訪れる予感。とはいうものの、当時の麻生総理のやり方があまり正しいようにも思えない。「古い自民党…