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反省の弁

 6/10の「無双!中野学校」は模範解答の授業でした。ので今回は、追試課題の前に反省の意味も込めて自己採点です。

出題編 :Mission Impossible(予告) - 強靱化のすすめ
回答編1:Group of Seven - 強靱化のすすめ
回答編2:プーチン vs オバマ - 強靱化のすすめ
回答編3:共和党 vs 民主党 - 強靱化のすすめ

 私が普段記事を書く時は、1本2500文字を目安にしているんですが、原稿書いて、推敲・校正してまあ、3Hrくらいでしょうか。書いたら翌日かそれ以降に再度見直し、最推敲して上げる、という感じです。しかし今回は書いたら即日或いは翌日に上げているのと、推敲と同時に次の原稿を書いていたりで、やっぱり見直してみると完成度が低いです。意味がちょっと通じていないところもあるし。しかし、もう読者が読んだ後のものを、今更書き直しても仕方ないし……
 というわけで、解説も兼ねて、いくつかセルフツッコミさせて下さい。だいたい、回答編の記事3本中2本の書き出しが、いきなり「さて」から始まっている時点でもうヘンじゃねえか!

Group of Seven

 これは書いて即日、殆ど推敲なしで上げられています。初めてのことですね。これは結構、悔いの残る作品になってしまいました。読んで頂ければ解ると思いますが、怒りのテンションで書かれています。このテンションだと、私、記事を書くペースが速くなり、2000字/Hr以上書けます。で、こんな時は、書き上げた後、校正して読み直してみても、うんうん、よくかけているぞ!と自画自賛するのです。そして翌日。怒りのテンションがすっかり抜けた状態で読むと「なんじゃこりゃ!?」となります。そして昨日カッカしていたことを思い出し、なんだか嫌な気分になってしまいます。ただ、宿題シリーズでは、最も多くスターを付けて頂いたので、客観的には、そんなに酷いわけでもないのでしょうか。

 プーチンはよくやっている、安倍首相は根本的にはおかしい、ユーロは崩壊しつつある、というのはいずれも、現時点での分析としては割と正しいと自負しているのですが、しかし、まだまだ予断を許さない状況です。でも私の作文は、かなり予断が入ってしまっています。冷静さが足りませんでした。G7や日米の共同声明も、こんなものが抑止力になるのか、とこき下ろしてしまっています。こういった話し合い、宣言や声明は本来、決して無意味なものではありません。
 しかしこれには「力」の裏打ちが必要です。いざという時は、本気で「軍事力の行使も辞さない」ということが相手に伝わらなければ、抑止力は働きません。「国境」というのは、実は明確な区切りがあるものではありません。力のせめぎ合いの結果であって、現時点での「力」のバランスポイント、ラインに過ぎません。法律や裁判で決めらるものではないのです。

 竹島問題がいい例でしょう。国際法上は日本固有の領土なのだ、と法律論を振りかざして韓国を非難し、国際司法に訴えてやる!と叫んでも、決して還ってくることはありません。国際法など、結局は無力なものです。オランダのハーグにあるのは世界政府ではありません。そんなものは存在しません。
行使するせざるに関わらず、「力」は必要なのです。どんなに怖くても、辛くても、悲しくても、きっと人間とは、そういうものなのでしょう。
 
西郷隆盛ーことばでは語りえないもの - 社会科学研究会
 

プーチンvsオバマ

 前回記事の言い訳からスタートするのは上記の通りの理由です。私、全般にプーチン贔屓になっているのですが、これはウクライナモルドバ元大使である、馬渕睦夫氏の影響です。元大使だけあって東ヨーロッパ情勢に詳しく、論説に説得力があります。ただ、私と違って安倍贔屓ですけど。
 さて、この文の「プーチン外交」の段の真ん中へんで唐突に「ウォール街の投機筋」が出てきます。これ、イマイチ脈絡がなく、意味が分かりませんね。アメリカがユーラシア大陸に絡んでいく理由の主たる要因は「オイルメジャー」「軍産複合体」「ウォール街」あたりの思惑です。出るにしろ引くにしろ、色々な思惑が重なって、そうそう簡単には説明がつきません。ただ、クリミア如きでもめ事が長引くのは誰も喜ばないだろう、というところです。私が「ウォール街の投機筋」と書いたのは、別に意識はしていなかったのですが、書いている最中は、アメリカに対して、ただなんとなく悪い「印象操作」をしたかっただけかも知れません。

共和党vs民主党

 アメリカの弱体化はオバマ問題ではありません。アメリカは露骨に衰退しています。でも、マクロ経済学を軽視ないし無視、或いはよく知らない人は、オバマ問題、と捉えるようです。日本のいわゆる「親米派」はオバマが嫌いです。最近の民主党大統領はオバマクリントン、カーターと三人続けて親中派なので、その気持ちも分かるぞ、と思い、「親米派」の気持ちを代弁してみました。ああ、そういえば、親中反日、という意味では、クリントンルーズベルトは一緒ですね。
 「無双!中野学校」の今回の「宿題」は、あくまで現在起きている事象をみんなで考えてみよう、というものなので、ルーズベルトの話まで持ち出すのは話を膨らませすぎ、の感はあります。ただ、次回への布石として、ケインズへと話をさらに繋げていきたかったので書いてみました。実際のところ、ルーズベルト自身が「ケインズ経済学」を理解していたのかは、怪しいところです。しかし彼の側近、採用していた政策担当者はよく理解していた、ということでしょう。 ちなみに、この「ケインズ的な経済政策」で、日本の元祖として有名なのが高橋是清大蔵相。しかし彼は226事件で殺されてしまい、そしてその後10年足らずで大日本帝国は滅亡しました。

 この回では、アメリカ復活の可能性、について言及しています。アメリカの難しいところは、非常に歴史が浅い、というところです。完全な人造国家なので、日本のような「自然国家」の規範が存在しません。……ただ、今の私にはアメリカを論ずるだけの能力が無いので、もう少し勉強してからにしましょう。

中野校長の模範解答は

中野学校の講義内容については、あまり書くことはできませんが、ポイントとしては、

① 「オバマ問題」か「米国問題」か
② そもそも米と欧の足並みは揃っているのか、安倍首相は揃えようとしているのか
③ 日米安保については以前の講義で習ったとおり、言わずもがな

といったところでした。まあ、まずまず、要点は押さえることができたかな、と思います。
 
次回はいよいよ中野学校の宿題編、最終回「ケインズ主義と東西冷戦」です。そんな感じだと思います、多分。