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円安株高いいじゃないかっ?(マネーゲーム理論)

そろそろなんか書かないと。
そうだ、あれだ。
あれの続きをやろう。


fnoithunder.hatenablog.com
fnoithunder.hatenablog.com

↑↑最後に「次回予告」とか書いてあるのに、やってなかった件……


増田さんにツッコミを入れて、
某TOP HATENERさんを擁護しよう、っていう企画。
元ネタの増田日記はこれ。↓↓

anond.hatelabo.jp

中途半端になってた残件。通貨安の仕組みをやります。


最近、円安株高が進んでいるのでその辺について。一本の記事にするほどふくらむ話でもない気がして、放置してしまいました。久々なので、うろ覚えでしたら上の記事で復習してきて下さいね。

なぜ円安?

「異次元金融緩和」のおかげで通貨量が増えてるから。何で株高なのかというと、景気が良くなりそうだから。買いたい奴がいっぱいいるから。
 
 他に理由など無い。それが市場原理だ。リフレ理論だ。
 
円安いいじゃないかっ。株高いいじゃないかっ。円安がまずいの?行き過ぎなら金融を絞っていけばいい。市場は理想的な均衡点を目指している。ゲーム理論だよ。それが何か?


 とまあ、そんな感じです。増田さんを始め、リフレ派(例えば、飯田泰之氏、松尾匡氏、上念司氏)はそう言うのです。

でもさあ……

もう少し中身を考えた方がよくない?考えようよ。少しは。
円が売られ、主にドル・人民元が買われています。なんでよ?
誰が円を売っているの?誰が株を買っているの?

まず日本国内(株高)から

よ~く、考えてみましょう!

日本市場の株取引のうち2/3が外国の投資家です。
じゃあ、例えばアメリカ人が日本株を買おうとすると?
彼らが持っている通貨はドルです。
日本の株は円建てですので、彼らは、
 
① まず持ち金(ドル)を売り円を買う
② その円で株を買う、はず。
 
ドル売り円買いなら円高じゃない?

そう。普通は外国人が日本株を買うと、つまり外国から日本に投資が集まると、
円高になります。本来であれば。円高株高が基本です。


でも日本では、いつも逆になる。円高株安、円安株高ですね。

なんで??
 
ホントに外国人は日本の株を買ってるの?


 ええ、買っていますよ。

 彼らは日本の緩和マネーを借りて日本の株を買ってるから。自分のカネは証拠金くらい。ほとんど無担保で、日本の銀行からその何十倍もの日本円を借りて、日本株の売買をやってる。自分のカネは大して使ってない。「日本」は、彼らに超低金利で金を貸し、更に郵貯や年金を株式市場に投じ、株高を演出している。彼らが逃げ出さないよう、大盤振る舞い。


どんだけ外国人が日本市場に投資しても、日本のカネを借りて株を買ってるんだから、これなら円高にはならないね。

じゃあ円安は?(海外市場)

円を売ってるのは誰?日銀じゃあないよね。
マネタリーベースとマネーサプライを区別して下さい - 強靱化のすすめ
↑この記事でもやりましたけど、増田さんは日銀が通貨量を増やせば相対的に円安ドル高になるだけ、と言っていますが、違います。誰かが円を売りドルを買うから、円安ドル高になるのです。


「カネを借りてる奴」が通貨量をコントロールしてる。今は殆どマネーゲームに使われてる。なんせ超低金利なので。つまり、ジョージ・ソロスみたいなヘッジファンド勢がマネー市場の通貨量をコントロールしてる。(何か一つの共同意思みたいのがあるわけではないです)


日本の銀行から日本円を借りる。即座に売っ払い、外国の通貨を買う。
世界中の通貨投機、株や先物に使う。


今は円が売られ、ドル・人民元が買われています。

3年で1ドル80→120円になったのは誰も知っているでしょうが、人民元なんてもっと凄い。1元=12→20円です。緩和マネーで結構な額の人民元が買われていると見て間違いないでしょう。


 中国では土地バブルの崩壊が止まらなくなっていますが、未だ株だけは異様に高い。まるで実体の伴なっていない、上海株の異様な高値は、日本の異次元金融緩和が支えている、可能性が高いですよ。きっと。


 今後このカネが上海に留まるとも思えないし、ネトウヨさんのお望み通り、遠からず中華の株バブルも崩壊してしまうでしょう。すると、マネーゲーマー達は一斉に皆中国から逃げ出します。キャピタルフライトってヤツが起こって、人民元は売られまくります。買われるのは円です。単に貸してたカネが返ってくるだけですけどね。中華バブルが崩壊すると円高になります。


 中国に限りません。ブラジル、ロシア、インド、トルコ、その他、中南米やアフリカの新興国にも日本のマネーが出て行っています。そういった国々に出て行ったカネがあちらで定着するのなら、まあ、不安定な自体は起こりませんが。バブルが崩壊すれば貸してたカネがみんな戻ってくる。キャピタルフライトってヤツですってば。円高になるんですってば。


 リーマンショックの時が顕著だったけど。よくさあ、「世界が不景気になると安全な通貨である日本円が買われて円高になる」って言うでしょ。あれ違うのよ。(マネー)ゲーム用に、世界中に貸し出されてたカネが日本に戻ってくるって要素が大きいのですよ。橋本政権時代の「金融ビッグバン」でそういうふうになっちゃったのよ。「金融自由化」の名の下に、日本円使って皆で遊ぼうぜ、みたいな。くっそー、クリントンめ!


 新興国の「実体経済」に緩和マネーが投資されているのなら、そう簡単にはキャピタルフライトは起こりませんけど。

 大部分は株や土地の「マネーゲーム」に使われているようなので。キャピタルフライトが始まったら、最後まで株・債権・土地を持っていたヤツの負け。それがマネーゲームのルール。ババ抜きみたいなものです。
 
これがマネーゲーム理論[要出典] だッ。


参考文献はこちら

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)


いいじゃないかっ