さらば はてな村

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plagmaticjam.hatenablog.com


 人それぞれ色々考え方感じ方あるんだし誰かにとやかく言いたいわけでもないし言われたくもないことが多いのでいつも黙ってるんですがそれがリベラリズムなのかはともかくウェストファリアンなのは確かですがちょっと認識のズレを伝えておきたくなった。


 私が4年ほどここでブログやった感覚では、ってことでplagmaticjamさんには先輩面してしまってスマンのですが、ドルバッキーさん記事のタイトル通りでしてあの頃の「はてな村」はもう消失していると感じます。zeromoon0さんは2014~5年頃はたびたび村祭りの幹事として(否応なく)大活躍されていましたね。当時のブログは消えていますけど。その頃を懐かしんでの記事と思います。猫蹴案件とかね。

 はてな村の、正当派?ブロガーなんつったら「そうじゃねーよ」って怒られそうですが、彼ら(例えば、zeromoon0さん、paradisecircus69さん、dobonkaiさんとか。hagexさんとかdelete_allさんも近いけど、ちょっと違うのかな)は、少なくとも当時は「はてな村のコンテクストを少しは理解しておけ」とか、或いはもっと普遍的な「人としてのお行儀をわきまえろよ」とかいうようなニュアンスでの互助会や炎上芸批判が主でした。ので、彼らにあったのは(強いて言うなら)保守的な感覚だけであって、リベラル精神ではなかったでしょう(念のため申し上げますが彼らは私のような「主義者」ではありません)。そしてそういう「はてな村のコンテクスト」はもうとっくに断絶しています。


 今にして思えば、シロクマさんがはてなブログに移ってきたのが2015年の後半頃だったか、あれがはてな村最後の徒花って感じ、で、年末近辺に散るろぐで意味不明な超高層メタブタワーが二度も積み上がって得意げだったんですけど、私はどちらも不参加。シロクマさんが「こんなのおかしい、なんなんだ」みたいな、コレジャナイ感、困惑した感じのコメントしてたんですが、もはやシロクマさんの知っている「はてな村」ではなかったのだと思います。ずっとダイアリーに引っ込んでたから気づかなかったのね。


 この件、特に二度目のタワーははてな保守系の人はほぼ不参加、ブログ言及もせず無視。ついに挫折した感がありました。はてな村の焼き畑完了、すっかり悪貨が良貨を駆逐した感じ。あれが「はてな村」の断末魔だったと思っています。はてな終わったな。2ちゃんねるとかニコニコ動画とかと同じように。もちろん、存在そのものが消えるわけではないのだけれど。

 それが「悪だ」ということではありません。世の中そんなもの。失われた村に、ただ寂寥の念を感じるとか、そういう程度のことです。


 旧来の「はてな村コンテクスト」を駆逐した主勢力ってのは、結局のところ散るろぐ周辺のブログとブックマーカーじゃないかなあ。あとはしっきーとか鈴木ですさんとかカードの人とか。2015年頃からはいわゆる「ウェーイ系」と言われた人々が大挙するようになって、2016年になると散るろぐもしっきーもミニマリストも保守勢も区別なく一気に踏み散らかされた感があります。
 (どれもこれも「悪」だということではありません)


 私自身は今のブログ以外はやったことなかったし、ダイアリーの頃は知らないし、旧来の雰囲気はよく知らないし、はてなの文脈おいて保守派でもありません。ただ、「はてな村」が終焉に向かう、「はてなブログ」の盛り上がり、最期の祭りに立ち会うことができました。非常においしいタイミングで「はてな村」に参加できたなあと思っています。みなさまありがとうございました。お世話になりました。






 ここまで書けば十分で、あとはおまけ。

はてな終わった」と私が主張する2015年終盤て自分は何を書いてたかな、と確認したら、うちで一番読まれたというかPVが一日で4桁いったという珍しい記事があった。4年もやって1000PV超えって2日しかないの、しかも他力本願、すごいでしょ。この二つ。


fnoithunder.hatenablog.com
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 読み返してみたら、互助会問題のケーススタディとしても秀逸であることに気づいた。二年も前だし、未読の方は是非どうぞ!これがうちのピークだ!「peeep.us」の魚拓サイトを使ってるのですが、非常に不安定なようなので、記事中にある魚拓サイトへのリンク踏まない方が良いかもしれない。

ちなみにこの人、気付いたらブログ再開してた。懲りないヤツだなあ。なので暴露しちゃいますが。



 要するにこのブログの人は、よそのブログ記事とかwikiとかを適当に漁ってコピペ改変して記事量産してアフィやってたくそやろうなんですが悪いことしてる自覚があんまりない。


 私は一つ目の記事上げてから、あちらのブログのコメント欄にここのリンク張ってメールアドレスもお伝えしたんです。そしたらここのブログ主と気付かずに「善意の第三者が知らせてくれた」と合点したらしく、私のところにメールで「お知らせ下さってありがとうございます。こういうのは投資界隈では普通のことなんですけどね」みたいな感じで返事が来てね。ブログコメント欄の方も見ていただければ分かりますが、謝罪しつつもなかなかのんきです。悪気ないんです。


 このニシさんという人、二日くらい経ってから、fnoihtunderというメールアドレスからしてどうやらブログ主本人が知らせてきたんだと気付いたらしく、あちらに言い訳&謝罪記事が上がりました。んで過去記事すべてを非表示に。謝罪記事では「著作権帰属の記述」や「無断転用禁止」を書いていないブログ記事などを探し、コピペ改変記事をたくさん書いてた、なんて自供していました。そしてブログを休止するという。著作権を主張していない私の方に問題がある、とまでは言ってませんでしたが。そういう記述をしていない人は著作権を放棄しているのだと思っていた、だから流用してしまったって仕方ないじゃないか、みたいなことは書いてたな。

その後はうちに書いてあるとおりで、


そちらのブログ、流れとしては、
 
① まず当該記事だけを非表示にした
② その後全記事を非表示にした
③ やっぱり10記事だけ戻した
④ また全記事非表示にした
 
おおっと今しがたこの記事公開しようと思ったら、また全公開してるのね。
 
⑤ ということで全公開になりました


 ②の段階で「コピペ改変記事を量産した」と自白して、全過去記事非表示にしたにもかかわらず、その2日後くらい、⑤の段階では全公開。つまり、やっぱり自分は悪くなかったんだ、と本気で思っているのです。


なんでこんな出したり引っ込めたりしてるのか、について具体的には書きませんでしたが。ツイッターやコメント欄の影響。特にブログコメントは8割以上が味方なんですわ。


「ニシさんのブログ面白い。やめないで!」
「せっかく仲間ができたのに。どうかやめないでください」
「誰だって間違いはあるよ」
「友達がいなくなったらさみしい」
「反省して今後の記事に生かせばいいじゃないか」
「やめるほどのことじゃない」


こういうの見てたらね……
オレの立場はどうなるんだ?むしろオレが悪いのかよ?みたいな気になってくる。


でも、たま~に指摘も入るんですわ。
「どう見ても著作権法違反」
「引用要件を全く満たしていない」

ツイッターの方は厳しい意見が多かった。

 まあ、つまりこの人の場合は鳩山由紀夫さんみたいなもんで、時時の最後のコメントの人に左右される。応援してくれたら「自分は悪くない」と信じられる。批判されたら「やっぱりマズいのかも」と焦り出す。


 互助会のマズいとこってのは、まさに上の赤色表示のコメントでしょう。これがニシさんのためになるのか。全くならない。むしろ有害。犯罪行為に手を染めてしまった彼を叱り、やめさせるのが本当の友達でしょう。私の11/28の記事の方が、彼の「友達」や「仲間」よりもよっぽど誠実ではありませんの?
 
 これなー。私が悪でポジティブコメンテーターが善、というのはリベラリズムかエセリベかネオリベか。私の記事を「善」と考えるのは?どれでもない。私はリベラルではない。これをハイエクはどう言っているのか。この話はまたいずれやりましょう。


 まあとにかく、アフィ界隈ではこういうコピペ改変記事量産型の人は少なからずいるみたいだし、はてなブログでも「稼ぐコツ」として「こっそりコピペ改変で記事量産」スター・ブクマ・読者登録・ツイッター営業でフォロワー増やして記事拡散とか、一連のテクニックとして紹介推奨してるようなのも見かけたことあるし。このニシさんが特別にヘンな人とか悪い人ということでは全くないでしょう。


以上、ドルバッキーさんの寓話の「実例」みたいな話でした。