マネーゲーム 実践編

 FXや株式とかで、収入補完だとか年収倍増だとか目標○千万円だとか、そういうブログが結構ありますね。いやあ凄い。
 
 私も一年以上前には散々やっていた身ですけど。その経験からしますと、リアルタイムにブログで報告とか絶対無理!なのですが、今だったらある程度書くことが出来ます。ので、せっかくなので?書いてみましょう。今チャレンジされている方は、参考程度に見て頂ければ幸いかと。

つまりこの記事 ↓ の続きです。

株式投資とは何だろうか - 強靱化のすすめ


 私も2009年頃から自身の判断による株式やインデックスファンド先物売買をやっています。特に2012~3年はかなり必死でやっていました。その甲斐あってか、最大で月に170万円の確定利益が出たこともあります。この調子なら年収1000万も可能だ!と。2013年度は確実にいけると。


f:id:fnoithunder:20140130001415g:plain


 いやしかし、逆に3日で100万以上消えた、とかもありましたし。凡人労働者にはきっついすよ、100万が消滅するなんて。先物暴落で、よせばいいのに追い証入れてしまい、ますます下がってロスカット執行(証拠金没収)とか。(私がやっていた先物取引だと、証拠金分の損失(10%)が出たところでロスカット執行となります)
 
 そんな時はショックのあまり、手持ちのファンド先物も全て処分しました。凹みすぎて2週間くらいはもう証券会社のページには一切ログインせず。こんな調子じゃあ絶対にリアルタイム実況の如く、ブログで日々報告するとか不可能っす。更新滞って大損したのがバレバレっす。


 以下、あくまで博打前提での実践編ですのでご了承下さい。ウォーレン・バフェットのような投資の王道とは全く違いますのでご注意下さい。邪道です。

FX

 FXは一切やっていません。これは実質的に「イカサマ半丁博打」だと思っています。ので、イカサマのパターンを見切れるようになれば、そこそこ勝てるようになる、らしい。FX一本に絞るならいいのかもしれません。私には無理。これは絶対に勝てない。やりようがない。

株式

 値動きでかいので勝てれば非常に大きい。まあ当然負けても大きい。素人じゃあロクな分析が出来ないし。事実上日中しか取引できない。夜間取引してくれる証券会社もありますが、意味ないと思う。これはサラリーマンが片手間にやるようなレベルでは無理だと判断。すぐにやめました。

インデックスファンド

 というわけで、手数料無料(要するにファンド価格に含まれている)の「日経225連動ファンド」のスイングトレードがメインになりました。上の二つに比べればローリスクローリターン。素人がやるには最も無難と思います。保持期間は1日から長くて10日くらいか。

 NYダウなんかに比べると値動きは荒く、難易度は高いと思う。ただ、NYダウはドル建てなので為替レート気にしないとならないし、個人の日本生活者がやるのはまた別の意味で難しい。

 ああ、ファンドと言えば先日の記事で「世界分散ファンド500万円買ったのが、リーマンショックで260万円になった!」と書きました。これ、2014年に520万円でようやく売却することが出来ました。いやあよかったよかった。

先物

 私がやっていたのは厳密にはCFD取引というやつで、証券会社-投資家間の差金取引です。インデックスファンド取引の補間的にやってました。日経225先物がメイン。現物の日経平均より値動きが荒く、所詮は素人が大勝ち出来る世界ではないな、と思いました。ある程度勝ち続けて、調子に乗ったところで大負けする、というパターンが多かった。
 
 これ、10%の証拠金取引でしかも「差額」しか見えないから、大金を扱っている実感がありません。

 例えば200万円分買うのに必要なのは証拠金は20万。1~2%の値動きでとっとと売買してしまうので、200万で1%上がれば+2万円。差金取引なので、実質的には2万円しか見えなかったりします。昼休みに買った時は0だったのが、夕方には2万になってる、みたいな感じ。あぶく銭感が非常に強く、ついつい大博打を打ってしまいがち。

 一ヶ月くらいかけてちょこちょこ勝ちを積み重ね、ようやく10万勝ったのに、半日足らずで全部消えちまった!みたいなの、結構ありましたね。凹みます。俺の一ヶ月間の努力が、たった一日で水の泡かよ……

 先物は、冷静にうまくやれば、ある程度は勝てそうな気はしています。ただ、私は博打そのものを楽しめる性格を持ち合わせていない、ようなので。結果的にはなんか割に合わない感じでした。精神衛生上よくないなあと。
 先物の口座に入れていた証拠金は100万円で(1000万円分買えます)、年間トータルの売買代金は3億5千万円相当でした。そういう世界です。


勝間和代さんの本

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)


出版されたのは2007年11月で、もうサブプライムバブル崩壊が始まっている時期。
2008年9月のリーマンブラザーズ倒産で世界的に株が暴落します。

おかげでAmazonの書評がおかしなことになっています。

2008年9月辺りを境に、それ以前は絶賛が多くて、以降は酷評だらけ。
金を失った者の怨念が……おんねん。

タイミングが悪かった。
でもまあ、なんかそれが勝間さんらしいって気もしますけど。


お勧めはしませんが(笑 
Kindle版は100円だそうです。