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柴山無双

新古典派経済学

「二一世紀の資本論」が日本でも発売されました。

21世紀の資本

21世紀の資本


タイトルが f:id:fnoithunder:20141212222421g:plain  アカだサヨクマルクスだ!
(と思っていたのですが、「二一世紀の資本」だったんですね)


 今、世界中で「格差拡大」が問題になってきています。これは世界全体が、一九世紀半ばの経済思想家マルクス(Karl Marx) が予言した通りになっている、ということです。マルクスと言えば「資本論」が有名。共産主義の父とでも言うべき存在。資本主義の宿敵、二〇世紀の諸悪の根源、悪魔。まだまだ恐れられているみたい。

 マルクスの経済分析には参考になるところも結構あるようだし、そんな頭ごなしに否定だなんて「思考停止」してない?なんて言おうものなら、アカはパージだぶっ殺せ-!さては貴様中共のスパイだな!この偽装転向コミンテルンめがー!

右側から袋叩きに遭うこと請け合い。


 その本家「資本論」から140年あまり。フランスの経済学者トマ・ピケティ (Thomas Piketty) 教授が満を持して発表した「二一世紀の資本論」。

全米が泣いた……

 これアメリカで凄く話題になっていて、専門書であるにもかかわらず五十万部も売れているのだとか。実のところ、近年のアメリカではサブプライムバブルの反省から、主流派経済学のレジームチェンジが起こりつつあります。今、有力になりつつある学者と言えば、ジョセフ・スティグリッツポール・クルーグマン、ローレンス・サマーズら。彼らの話をよくよく聞いてみると……ケインズ経済学、マルクス経済学を見直し、優れている点を現代にも取り入れよう、みたいな感じです。

日本では

 これ、今のところあまり日本では受け入れられていない。去年は渋々やっていたけど。そんな100年前、150年前の経済学とかバカジャネーノ!あーあーあー聞こえない聞こえない!状態。以下で紹介する動画に出てくる飯田さんはまさに典型です。

 いやあ、あんたらの言ってる「最新の経済学」って実は250年前の、アダムスミスの経済学のまんまなんじゃないの。所詮は産業革命以前のレベルなんじゃないの。ホントに最新なのかなあ?


で、ニコニコ動画に上がっていた関連動画。これはオススメ。

 この「二一世紀の資本論」、私も興味があって、読んでみたいと思っていたのですが。柴山さんの曰く、かなり難しい本みたいです。6000円もするし。無理かなあ。

 内容的には、先般読んだ水野和夫氏の本と結構被っている部分もあるみたいです。この本は解りやすくてオススメです。


資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)


 さて、この動画では、柴山桂太氏がピケティ氏の研究について非常に解りやすく解説してくれています。いやー、さすが柴山さん。本当に話が解りやすい。小難しい専門用語は一切持ち出さず、素人にこれだけ解りやすく話できるとか。さり気なさ過ぎて気付かない人も多いかも知れませんが、本当に凄いことだと思います。

飯田さんが変なことを言って脱線させようとしても、しっかり元に戻して冷静に話を進めているし。

対する飯田氏は

 それに対して飯田さんの方……ホントにこの本読んでるのかな?多分まともに読んでないんじゃないかと思いました。この飯田さんという人は「新古典派経済学派」なので、この本は相当都合が悪いのでしょう。

 ピケティから学ぶことで「現状の問題を把握しよう」という話をしているのに、すぐに小難しい感じの「経済学の常識」とか「最新の経済理論」による「処方箋」の話にすり替える。そして二一世紀ではなく、なぜか一九世紀の「資本論」の話にすり替えて、なぜだか何かを批判し始める。いわゆる「わら人形論法」で極論を用いて、謎の敵対勢力を徹底攻撃!いったい何と戦っているんだ……?
かなり酷い。イライラしつつ冷静を装いつつ必死で言い訳しているような感じ。


私がここでした話と全く同じ話題もでてきましたよ。


「アベノミクス 第一の矢」の理想と現実 - 強靱化のすすめ


バーナンキの背理法 - 強靱化のすすめ


 飯田さんの曰く、こんなのは全くどうでもいい。金融政策とは全く関係ない話、だそうで。本当に忌々しそうに話していました。まさに私が書いていたテンプレ通りの回答をしてくれましたよ。聞いていてかなりイラっとしましたが、柴山さんが冷静に話を戻していくので、なんか笑えました。さすが!


とても解りやすいし、未来を見通すための参考になると思います。オススメです。


※ 参考記事。おお、早速読んでいる人が。


ごんぶと! - みみずくのとまりぎ

やっぱり私には無理そうかなあ。記事の終わりの方に出てくる『21世紀の貨幣論』ってのも気になっています。