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自由をつくる 自在に生きる(読書感想)

強靱化のオススメ

 Kindle Paper whiteを買ってしまったら本屋に行く機会ががっくりと減ってしまった。でも読書量は通常の三倍に。こう書くとなんだか凄そう。スゴイだろー! だが実は今までロクに本読んでいなかったのでした。読書量は、はてなブロガー1000人中901~950位くらいだと思う。っていうくらい読書しないヤツ。

 

 本屋に行かないと本との出会いがない、と言われるけれど、はてなブログ巡回してると面白そうな本が紹介されていたりしてるので、結構出会いはあります。気になった本が即座に読めるってのはスゴイね。これがちょっとカルチャーショック的なことだった。ネット記事と同じ感覚で本が読めちゃうなんて。

 

てな訳で、はてなブロガーさん達から教えてもらった、面白かった本をご紹介。

 

自由をつくる 自在に生きる (集英社新書)
 

 

 「自由」を語るなら、フリードリヒ・ハイエク小林秀雄を読んでから、という気もしますけれど、これすごく面白かったので。

 

 う~、この人、俺より確か一回りくらい年上だったよな。60歳近くになってこんな考え方できるってスゲーな。やっぱ「天才」は違うわ。ってこういう人を知ってしまうと「天才」て言葉を安易に使っいたくなってしまう。次元が違う。凡百の凡人には不可能な生き方だ。ということにしておきたい。

 標準偏差で言うところの上位4Σレベル以上の人の話だな、とは思った。*1

 

 でも、俺だって若い頃は割とこんな風に考えてたよな、レベルは違えど。そう、完全にこういう考えの人だった。でもいつからか、こういう考え方じゃダメだ。生きていくのは無理だ、と真剣に考え直すようになった。いったいいつからだったろう、ってよくよく思い出してみた。32歳だった。あれは挫折なんだろうか。奇しくもウェイン・レイニーが引退した年齢だ。で、40歳過ぎた今では、こういう考え方は殆ど捨ててしまった。

 

 もう少しちゃんと書きましょうか。前にも書いたっけ。私の場合(なぜか)32歳になった頃「俺はいずれ死ぬんだ」という当たり前のことを明確に意識してしまうようになった。そして「いかに生きていくか」よりも「いかに死んでいくか」という意識にだんだん変わっていった。「生き様」よりも「死に様」。まあ、結局意味合いは同じなんだけれど。明確に方向が変わった。逆になった。

 人生半ばを過ぎて限界効用が見えている状況で、自分の為だけに生きていくとか無理!耐えられない!!まあ、40代になるとそういう感覚が割と普通なのかもしれませんが。よく分からんのですが。いずれ更にもう少しちゃんと書きましょうかね。

 

 とまあ、そんな事を思いながら読んでいたら、人間とは歳を取ると大概そんなもんだよね、ということまで想定されて書かれていたので、すっかり見透かされた感じ。苦笑いせざるを得ない。

 

 この世間感覚、すごく懐かしい感じはする。今現在の自分の考え方とは違えど「間違っている!」なんて言う気は全くしない。これはこれでとても良いと思う。ただまあ、本当に「自由をつくり自在に生きる」ことを実践するには、大変な覚悟と実力とエネルギーが必要だ。完全にこうやって生涯をまっとうできるのは上位3~4Σの人間だけだろう。

 

 凡百の凡人の精神力では到底無理だ。と諦めてしまった方が気楽だ。敗北主義だと言うならばそうなのだろう。それが何か?佐伯啓思さんの本を読んで「コンテクストがー」とかブログにグダグダ書いているのが私の性に合っているよ。

 

 さて「自由というのはとても人工的なものだ」と書かれていたのですが、これは全くその通り。これ、そう思っていない人多すぎでしょう。現代の自由は「自然」のもの、「自然権」、生まれながらの権利、みたいに考えてる人ばっかりな気はする。教科書にもそう書いてあったんだったかなきっと。そんなのは所詮レッセフェールでしかないんだよ。結局は不自由に該当するんだよ。レッセフェールが真の自由を押しつぶすんだ。それを分かるんだよアムロ!とは常々思っていたので。

 「自然ゆえの不自由」からの解放のための「人工的な自由」。自由信奉者にはその辺を考えて欲しいとは思う。現代の主流「新自由主義(ネオリベラル)」 とか「新古典派経済理論」ってのは所詮レッセフェールマンセーなんだよね-。彼らは決して認めないけれど。

 

作家の収支 (幻冬舎新書)

作家の収支 (幻冬舎新書)

 

 

 これも読んだ。こっちも森博嗣さん。買った時はセール期間中で234円でした。

 スゲー面白かった!(小並感)読後には何も残らない感じだが。億単位で稼ぐってのがどんな感じかが(一応)分かる。まあ、凡人が生きていくうえでは上の本以上に参考にならない。汎用性もないし。ここまで役に立たない新書も珍しいかな。でも面白い。森博嗣さん好きになった。実は森さんの本を読んだのはこれが初めてでした。

 

どちらの本も非常に読みやすいです。 あんまり「濃い」感じではない。

 

 

小説読んだこと無かったので、一度読んでみようと思います。

 

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&M

すべてがFになる THE PERFECT INSIDER S&M

 

 

いやしかし、森博嗣さんて、スゲー前向き、楽観的っすね……

 

*1:カッコつけて?4Σとか言ってますが、要するに上位0.003%くらいのことです