ミニマリスト界隈とは何なのだろうか

いきなり言い訳から……

 読み直してみたらもの凄いくだらないので、こりゃボツにしないと読者の不利益になりそうだし、ボツにした方が自分の為じゃないのか、と思ったのです。かなり迷いましたが、でもせっかくなので上げることにしました。どうも村祭りってのはそんなものらしいし。


 私のような、ウォッチャーレベルの低い田舎者がとやかく言うのもどうなんだ、かえって恥をかきそうだし、とりあえずはてな村夏祭りは、佐伯啓思先生の論説と絡めて軽く触れるだけにしていたのですが。もう少しだけ言いたくなってしまったので書いてみます。まあ、前回の補足みたいなものです。本当にくだらないので、読み終わって「だからどうした」と虚しくなっても、そんなもんだとご覚悟下さい。

はてな村夏祭りってのは、ミニマリストって結局なんなんだよいい加減にしろよ言及&ブクマフェスティバル、的な振る舞いのことです)


この話の続きです ↓fnoithunder.hatenablog.com


 ちょっと過去ログ読んだりググったりすれば出てくる話なので、皆知ってるのだろうと思っていたのですが、ちょっとよく分からなくなってきたので、あえて書いてみますけど、某カリスマ姉様さんは岡田斗司夫さんの支持者ですよね。熱心なファンですよね。氏から直接アドバイスを受け、それを参考に行動したりブログやったりで色々と成功してる、ということでいいですよね。(今しがた見てみたらなんか過去ログ改変されてるような気がするけど、よくわからん)


 まあとにかく、あれは岡田氏が言うところの「評価経済社会」とか「いい人」戦略を、現実社会に当て嵌めて実践していこう、という試みだろうと見えるのです。某姉様は「評価経済社会」の伝道師か何かなんだろうと思ってた。取り巻きのかたでも、熱心な支持者さん?はある程度分かってるんじゃないでしょうか。まあ、「姉様かっこいい!あたしも!」みたいな軽い感じの人は、全体的になんだかよく知らないでやってるのかもしれない。


 これからは、貨幣経済は価値を失っていく、カネに執着するのは馬鹿げている、むしろ損する、これからは個人の評価が重要になる、これからは評価経済社会なのだ、「いい人」戦略なのだ、とか、岡田氏の本とか動画とか見てみれば、彼らの行動原理は分かってくるんじゃないかな。評価経済社会では「互助会システム」ってのは非常に重要な概念です。最重要項目かもしれないね。

 「互助会」だとか、「貨幣経済」に対するヘイトとか、PVとか読者数とかをパラメータとかステータスと見なしてアップさせるというのは、彼らなりに「評価経済社会」を具現化した姿なんだと思う。


 いやまあ、岡田さんの本読んだ人の中には、いやそんな即物的、表面的な話じゃねえよ、とか、話としてはわかるけど、そう簡単に現実は変わらねえよ、という人も多数いると思いますけどね。現実的には妥当な振る舞いではないかと思います。


 彼らがやっていることは非常にチャレンジングで、まさに「坑道のカナリア」だと思います。岡田氏は自覚的ですが、はてなの界隈はどうでしょうね。本当は凄く不安で、将来を考えると耐え難い気持ちになってしまう人もいるかもしれない。そういう意味で、必死で仲間を増やすことで自己正当性を担保しようとか、普通に働いている人をむやみに叩いて、なんとか自己アイデンティティを確認しようとか、やっきになっているのかもしれません。
 バズだのPVがーだの言ったって、ブログだけで生活成り立つほど稼げる人なんて滅多にいないでしょう?決して効率のいい稼ぎ方じゃない。


 開き直れるような強い心を持てず、ただ不安に駆られて必死になってしまうとね。不安に耐えかねて、某カリスマさんや、所属集団に自己を同一化させるようだと、まさに新興宗教の様相を呈してきます。


岡田斗司夫さん、論説や本は結構面白いけれど、こういう現実を見てしまうとね……
確信犯だね。


岡田はけしからん、って言う人の気持ちも分かります。
仰るとおりだと思います。


 私が思うには、岡田氏の論説のうち、今後のことについては、現時点ではマスコミ業界、広告業界の人は参考になりそうですが、それ以外の分野にどの程度広がるのかは未知数ではないかな。あまり当てになる気はしない。


 まあとにかく、私には「あの界隈」は、ちゃんと教義に則って活動されていて、それなりに一貫性があるようには見えます。まあ、外部から見てブログ記事が面白いかどうかは置いといて。「ミニマリストクラスタ」では、某カリスマさん周辺が顕著なんでしょう。で、その彼らの活動の中心がブログであって、そこでの「互助会システム」が彼らなりの「評価経済社会」であるため、それに依存し、自分らの「社会」を維持拡大させることが目的化してしまう、のは必然の流れかも知れません。


 これは「ブログ飯系」や「ライフハック系」にも見られる現象。まあ、明確なカリスマ!みたいな人はいなそうですけど。「ブログ飯」の人は開き直りが基本だし「ライフハック」の人は生活まではかけてないし。比べちゃうと「ミニマリスト」(の一部)は先鋭化してるよね。リスクが大きいからじゃないでしょうか。


何というか、さすが予言者岡田斗司夫、と言わざるを得ない。
ええ、結構殺伐とした予言だったと思いますよ。


※)私は読んでいないのですが、Amazonの書評はかなりのガッカリ感

超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略

超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略



うーん、憲法の話と短編小説をやりたかったはずなのに。間に合う気がしない。