まだ都構想ネタで消耗してるの?

本日二本目の記事。

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 最近連発していた大阪都構想ネタ。検索流入が増えたり、コメントが付いたりしたので、定期的にやろうかなと思っていました。あまり詳しくは知らないんだけど、なんとかこのネタを面白く書けないかなあ、と思って色んなパターンで検討してみたんですが。

……しかし……

 やっぱこれ元ネタがイマイチなんだよね。個別政策論をド素人がただやっても薄~い話にしかならないし。書きたくない。歴史とか思想に結びつけられるならまだしも。即興でエンターテインメントに昇華する技術ってのが、まだまだ私にはない。修行が足りないなあ。


 調理に困っていたら「同期ブロガー」の坂本晶さんが都構想についての記事を書いてくれましたよ。


sakamotoakirax.hatenablog.com


 こちらのブログは昨年一月にスタートなので、まさに私にとっての「同期ブログ」。以前、坂本さんとはコメント欄で、大阪都構想についてちょっと議論したことがあります。坂本さんは都構想賛成派で橋下支持、私とは真逆。詳しくは、この記事のコメント欄を参照下さい。


fnoithunder.hatenablog.com


 以前から、私とは意見が真逆だ、と知っていたにも関わらず。私はわざと都構想反対の、挑発するような記事を書きました。これは「同期ブロガー」としてあるまじき行為!サイテーな鬼畜野郎!

 にもかかわらず、助け船を出してくれましたよ。まだ橋下で消耗しているのか、と。


 どうなんですかね。例えばYoutubeに大量に上がっている「橋下市長大激怒!フルボッコ!完全論破!」動画について、私は同じ話を5回も10回もひたすら繰り返す、まるで中身のない催眠術みたいなもん、のように書いてたんですが。そんなの大概の大阪人は分かってるよ、大阪人を見くびってもらっては困ると。いうことのようです。


 この話、にわかには信じられませんでした。そんなはずはない!だってYoutubeじゃあ大人気なのに!


と思ったのですが……
 
しかし、よくよく、考えてみると……
ごく一部の信心深い人だけ、で、先鋭化してるだけ、なのかね……?

私は、大阪のごく一面だけしか見ていなかった、ということなのだろうか。


そう、きっとその通りなのだろう、という気がしてきました。

 
 だってねえ。例えば、安倍内閣の支持率は50~60%もあります。けど、じゃあ二人に一人が「安倍信者」なのかと言えば全くそんなことはない。実際、私の周囲では「熱心な安倍支持者」は一人しかいなかった。そんな人は全体の数%に過ぎない気がする。ちなみに太田光さんの如き「熱心なアンチ安倍」は四人いるけど。
 
 だいたい、政治に関心のありそうな人ってのも、きっと全体の1/3程度だろうしなあ。そんなこと考えてると、なんか詮無いね。


 「橋下徹」だとか「橋下現象」ってのは、本質は個別政策論じゃあない。中身がないのなんて、もうみんな分かってる。そうじゃないんだ。橋下徹は本当に中身がないなら、橋下徹現象とは何なのだろうか、というね。


 藤井聡さんもそうなんですよ。ご自身でも分かってる。橋下さんに付き合わされてる。明らかにイヤイヤやってる。住民投票があるから仕方なくやってる。まさに「万やむを得ず」の思いで。なんで俺がこんなことやらなくちゃいけないんだよ?という本音が垣間見える。葛藤がある。私もそう。藤井さんが始めたからやってる。「中身のないスカスカの話」を真剣にやらないといけない。これが結構辛い。


 だから「くだらない話をしてるんだ」みたいな感じを出そう、という意識が強く働く。橋下ネタ、維新ネタ、都構想ネタはくだらないんだ!みんな目を覚ませよ、みたいなね。どうしてもそういう感じになってしまう。


くだらない話を、真剣に、イヤイヤやってる、という状態に、自ら陥ってしまう。


これは確かに坂本さんの指摘通り、ある意味で橋下さんの術中嵌っている。
ええ、もうやめますよ。政策の話はもうやめる。3回目で挫折ですよ。


どうもありがとうございました。


今回は私の完敗です。
出直してきます。


坂本さんのブログ、最後の方では「構造改革」の話になっていましたね。
ここは私の得意とする分野じゃないですか。