河野談話
都知事選挙の時、弊ブログにご登壇頂いた参議院議員の西田昌司先生。またちょっと、物議を醸しているようなので、取り上げてみます。
週刊西田一問一答「河野洋平氏に河野談話の経緯を証言してもらうべきでは ...
要約しますと、質問はいわゆる「河野談話」見直し、の件で、河野洋平元官房長官を参考人招致するべきだ、といったような趣旨。これに対して、西田先生は消極的なようです。
韓国が気にさわる、というのもわかるけど、他にもっとやることがあるのではないか、という趣旨のお話でした。国内世論の醸成、教育の見直し、対米、対中外交の戦略見直し、安全保障の強化、食料・エネルギー問題などなど。おお、普段私が記事に書いている内容ばかりではないか!さすが西田先生!オレは間違っていなかったんだ!などと、意を強くしておりました。
ところが……
そういった西田先生の主張に対して、Youbuteのコメント欄をみると、批判的なものがほとんど。話のすり替えではないか!ガッカリだ!党議拘束で結局身動きできないのか!というような。前の都知事選と似たような反応です。
私としては、正直、意外でした。コメントの方。まあ、確かに、気持ちはわかるけど……まだまだ西田先生の真意が伝わっていないんだなあ、と。韓国はけしからん!と思っていると、西田先生の話はなんか言い訳っぽく聞こえてしまうのかも知れませんが、「経世済民」の観点からすると、非常に真っ当なお話なのです。私、今回のお話、まさに先生の仰るとおり!まさに「我が意を得たり」と思ったのです。
弊ブログは、「人気ブログランキング」サイトの「保守」にエントリしています。その目的が、まさに今回、西田先生の仰っていたことなのです。
「保守」の他エントリを見ると、中韓叩き、或いはマスコミ叩きのブログやまとめサイトが花盛り、大人気、といった様相です。ウチのような公共政策論中心のブログはありませんね。人気もねえし…………
おっほん! で、ごく一部、アベノミクスのリフレ批判、新自由主義批判のブログもありますね。私も構造改革の批判記事を書いています。しかし、残念ながらこういった趣旨のブログは、泡沫弱小の非主流派です。あそこでは、なんか肩身が狭いですな……(お越し頂いている方、ありがとさんです!)
とにかく中韓叩き以前に、日本はやること山積なんですよ!マジでやばいんですって!そんな、よその国叩いてる場合じゃないんですよ!という思いがとても強いのです。今回紹介した西田先生の動画、賛同コメントが殆どない、ってことは、私の考えも、殆ど支持されていないのかな……と。いやー、残念です……
外交では割と強硬姿勢の安倍政権、いわゆる「保守系ブログ」では絶賛されています。私も歴代政権から比べれば、マトモだよな、とは思います。経済政策として「デフレ脱却」を掲げたのも見事です。
アベノミクスで掲げられた「三本の矢」政策というのは、まあ、皆さんご存じと思いますけど一応説明しますと、戦国武将の毛利元就が、三人の息子に対して、三人で力を合わせ、より強靭になるべし、というような逸話ですよね。ところが実際の所、少なくともアベノミクス三本の矢の、それぞれの政策担当者や支持者、互いに批判ばかりで、毛利さんの言っていた「三本の矢」の趣旨からは程遠い状況です。そもそも、二本目と三本目は、放つ方向が真逆で、力を合わせる、なんて不可能だろ!って政策。
「アベノミクス」は、短期はともかく、長期的に見れば、殆どうまくいっているようには見えません。将来的にはマイナスの方が大きくなる可能性が高いのでは、と思っています。特に近頃の「第三の矢」の力の入れ具合、異常です。
前回の記事に書いた、デフレスパイラルが15年続いている状況を、おそらく日本は脱することができません。このままでは、あと10年続いてしまう可能性が高い。
隣国をいくら叩こうが、日本は全く強靭になりません。そして今のようなちぐはぐな経済政策では、益々日本の弱体化は進み、いずれは何を喚こうが負け犬の遠吠え、と化してしまうやもしれません。世界が混迷を極める中、今は明治初期の如く、グローバル化の荒波を堪え忍び、自国の強靱化に努める時なのです。
閑話休題
さて、「ブログランキング」ということで、よそさんのブログご紹介。なんだか過激なタイトルです。が、見に行ったら、割と普通。
新自由主義的政策の批判が多いようです。いくつか記事を読んだところでは、割と真っ当なブログだと思いました。アベノミクス批評はこちらの方が詳しいです。のでこちらにお任せして、私の方は公共政策や経済中心で行こうかなと。
なぜかブログランキングのランク外に埋もれています。私はブログランキングから何回か訪問しているのですが、ポイントが加算されません。なんで?
というわけで、お約束。
↓↓国土強靱化にご賛同頂ける方、よろしくです。
安倍総理に読んで欲しい。ってここで言ってもダメか。
西田先生が直接、手渡していたハズなんですが。ちゃんと読んだのでしょうか?
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自分は保守だ、という人に読んで頂きたい本、再掲載
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