プライマリ-・バランス亡国論

プライマリー・バランス亡国論

プライマリー・バランス亡国論


 帯に安倍さんがいるのが残念ですが。とても重要なこと、且つちっとも国民に理解されていないこと。プライマリー・バランスを「黒字化」するのは非常にまずい。ので皆さん読んでみましょう。などとオススメしておいてすみませんが正直に申し上げまして、なんかだいたい知っている話のような気がしてしまっていてまだ買っておりません藤井先生マジすんません「豊洲の女」CD買いましたからなにとぞお許しを。

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何を隠そうこのCD、なんと藤井さんから直接手渡しで頂いたもの。


peatix.com


こういうイベントがありまして、ゲストというか客として?藤井先生がいらしておりました。なぜか件のCDをいっぱい持ってきているというので、買ってしまいました。


 佐藤健志さんのトークライブ。私は日頃から佐藤さんのブログ読んでるし、本も読んでいるし、Youtubeに上がってる動画も大概は見ているので、正直もう今さらあんまり目新しい話も聞けないかなあ、なんて思っていたのですが。いやマジで面白かった。やっぱライブって違うね。藤井さん酔っ払って思いっきり歌ってるし。なんて話はしちゃいけないのかな。まあいいか。

 まさに藤井さんの言う「活物同期」を堪能できました。ありがとうございました。


 いやホントにね、このライブの直前辺りに「強靱化の挫折」っていうタイトルでネタ記事を書いておこうと思ったのだけれど、書けなかったのです。「ネタ」の次元なら面白半分に書けるけれど。もうマジ挫折感にあふれているのでネタとして昇華できなかったのです。今日はちょうど都議選ですから挫折の理由はお分かりいただけるかと思います。このネタはまたいずれネタでいけそうならやるとして、今日はプライマリーバランス黒字化の話を簡単にしてみましょう。


fnoithunder.hatenablog.com


 ここで書いた話。確か五条君が(ツケとして)発行したお金が、五条君のところに戻ってくると消滅するって話。これって「形式論」とか「建前論」じゃなくてマジでそうなんだよ現実のお金も同じなんだよってのを認識というか理解すんのって難しいのかな。お金は「先立つもの」ではないということを。必ずしも「現代経済学」とは一致しないけれどさ。現実はそうなんだよ。マネーって金属感覚で認識されてしまってるけれど、それは違うんだよー!


 プライマリーバランス(以下PB)を黒字化する。元々は菅内閣で言い出したことなのだけれど。「黒字化する」ってすごく良いことみたいだけれど。絶対にダメなんだって。

いわゆる今の「国の借金」、ざっくり1000兆円として計算すると、例えば単純に、年50兆円の黒字を達成すると20年で借金がゼロになりますね。これは素晴らしいのか。

 さっき書きましたね。お金は発行元に戻ると消滅します。国債を償還すると、本当に消滅するのです。「国」全体の帳簿はどうなるのか。「政府部門」の借金がマイナス1000兆円なら「民間部門」はどうなるか。二つです。

① 貯金が1000兆円減る。
② 借金が1000兆円増える。

 どちらか一方になることは無いでしょうからハイブリッド、①と②で500兆円ずつとか。とにかく必ず民間側がマイナス1000兆円になる。全てが民間に移転されるだけ。絶対にそうなります。お金とはそういうものです。なぜそうしなければならないと思うの?わからないよ。「政府の黒字化」は民間にとっては最悪のことなのです。これって「借金」の問題じゃないのよ。

 今の状態があんまり良くない、というのは確かだが。「政府の借金増」は原因ではなく結果なので。「因果関係」の「果」の方なので。現状では「増税」でPB改善しようとしたって、結局は国債発行額を減らした分だけ、カネが減る、経済が縮む、税収が減る、のスパイラルが加速する。じゃあ、どうすりゃ良いのかは、藤井さんの本を読んでみよう。


そんな感じ!おわり!!


豊洲の女

豊洲の女