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大阪都構想騒動 7つの残件

 こんにちは。ふのい倉津浦(@fnoithunder)です。
 
 「大阪都構想騒動」からもう一ヶ月。早いものですね。この問題、本当に多くの論点があって、大げさでなく、まさに「戦後日本」の色んな問題を孕んでいて、一体どこから手をつけていいものやら。それこそブログのネタは無尽蔵に出てきます。あれも書きたい、これも書かなきゃ、なんていっぱい考えていたのですが。
 
書きたいことは山のようにあったはずなのに。
 
評価経済社会」の話だって、なんかの前振りのつもりだったのに。本当に書きたいことはもっともっとあったはずなのに。


「書きたいこと」は一体どこへ行ってしまったのか。気持ちがなんだかいつのまにか、気の抜けたコーラみたいになってしまいました。


 まあ、元々ものぐさな性質なんですけどね。

前に、仕事のピークは5月頃なんて書いてたんですが、4月に頑張ったおかげか意外と余裕だったんです。おかげで5月は都構想ネタの記事をたくさん書けた。で、今月はもう次なる仕事が始ままってしまいまして。半年くらい前からメカトロ業界は仕事かなり多いッスよ。マクロ経済指標は大してよくないのにね。なんか不思議。


今月、既に後半にさしかかっているというのに、まだ一回しか記事書いてないし。
この先、都構想の残件について書くかどうか分からないけど、書きたかったはずのことを挙げておきます。

① 議論とは何か

 藤井聡氏は橋下市長から「公開討論しようぜ」という申し出があったのを拒否しました。ので、これをもって叩かれたりしていました。ただ現実問題として、「議論」とか「討論」と言われるものは、非常に不毛な事が多い。罵倒合戦。

② 権力闘争

 結局、本件は「政策」ではなく「権力闘争」だから。上で「罵倒合戦」と書きましたが、まさに「合戦」でした。「大阪春の陣」です。いや夏の陣なのかな。私が個別政策論をやらずにマクロ論とメタ論に振ったのは、まさに「勝つ」ためでした。

 橋下さんがあっさり引き下がったのも闘争に負けたから。「政策」よりも「勝敗」が重要だったのでしょう。

 この人、私のイメージでは「戦国武将」って感じなのですが、いかがでしょうか。征夷大将軍の安倍さんにも一目おかれていましたし。Youtubeの「フルボッコ」とか「神対応」動画を見る限り、支持者は、橋下氏を「暴れん坊将軍」と見立て、悪を倒して勝つところを見たがっている、と思えました。*1

③ 思考停止キーワード

 とにかく思考停止キーワードが多かった。橋下氏自身が連発しています。これはわざとでしょう。相手の思考を停止させるテクニック。ほとんど催眠術です。本件では非常に特徴的でした。これはアーレント哲学の出番ですぞ。詳しい人がいたら記事書いてくれません?

④ 敵がいないのに

 ただまあ不思議なのが敵方にまともな将軍がいなかったところで、メジャーなのは平松前市長と民主党の辻本清美議員くらいかな。これでどうして負けたのか。

 藤井さんは、放っておけば表に出てくるはずの人じゃあなかった。橋下さんが名指して叩かなかったら、存在も論説も大して知られることは無かったと思います。なんで藤井さんにつっかかったのかな。きっと私のブログのPVも増えなかったことでしょう。(ちなみにピークは投票日で、現在のアクセスは当時の10~20%です)

⑤ 二重行政のリスク問題

 これ、コメント欄で話を振られたので、やるかどうか随分と悩みました。結構面白い話なので、あらすじは考えたんですけどね。少なくとも先月はやる価値無し、とみてやりませんでした。今ならやってもいいかな。

⑥ 個別政策論は無駄

 上の話とも絡みますが、個別政策論を「自分のアタマで考えて」ブログ記事にするってのはほぼ有害です。所詮は「ぼくがかんがえたさいきょうの~」ってレベルなので。くっだらね~ってブクマ祭りになって罵倒されまくるかも知れませんね。ウォッチャーさんもブクマカーさんもよく分かっていらっしゃるので。僕にはそんな勇気はありません。それじゃTOP HATENARにはなれないな。っていうか、ならなくていいし。

⑦ 保守とは何だろうか

 「保守」の是非はともかく橋下さんは「保守」ではあり得ないのですが、自称「保守」或いは「保守」と言われる人で橋下さんを支持していた人は多い。安倍首相、百田尚樹氏、三輪和雄氏、青山繁晴氏とか。まあ、青山さんは自分で「保守じゃない」と言っているし、どう考えても保守じゃないし、「愛国リベラル」だと思いますが、でも青山さんを「保守」だと見る人は多い。

 私的には「自称保守」の奴は、佐伯啓思氏と佐藤健志氏の本を読んで出直してこいって感じ。

 「日本の保守」とは一体どうなっているのか。自称保守歴二十余年の私めが解説……できればいいのに。今、佐伯さんの本で勉強中です。まとめられる気がしないけど……いずれ必ずやりますよ……!




右とか左とか言ってる場合じゃないし

愛国のパラドックス: 「右か左か」の時代は終わった

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*1:吉宗は戦国武将じゃありませんけど