橋下市長 メタメタ論

押忍!ふのい倉津浦です。

 前回記事のオマケです。いやしかし前回の記事、我ながら頭おかしいぞ。五代目頭ヶ岡椎蔵を襲名か。別に、常日頃からあんな陰鬱なことばかり考えてる訳じゃあないんです。違うんです。


 いやしかし、あんまりメタ方向に振ってしまうと、政策論は成り立たなくなるね。まあ、政策論はやらない宣言してしまったので仕方ないね。


で、橋下さんの得意とする手法である、政治のぶっちゃけ展開。
これやってしまうと、もう先がなくなるというか。その先はケンカ、戦争。


前回はそんなことを考えつつ、記事を書きながら、思い出していたのがこちらの話。


shizukado.hatenablog.com


 ダウンタウンの「メタな笑い」についての功罪が書かれていて。何か共通するものがあるぞ、と思いつつ、具体的にそれが「何なのか」は、今はモヤっとした感じ。いやまあ、違う話なんですけど。どこか似てる気がして。読んでみて下さい。


 佐藤健志氏の曰く。
「文化と政治は密接に関係している。
文化とは、その国の政治を映しだす鏡である」

(うろ覚え)


 お笑いで言うところの「ダウンタウン」とは、近年政治で言うところの小泉さんなのかな、とは思うのですが。小泉さんは「テレポリティクス」の達人だし。これに対するマスコミそのものの逆襲が「民主党政権」の誕生。これぞまさにTVマスコミが誕生させたTV政権、マスコミ政権ですよ。テレポリティクスの極み。壮大なブーメラン政権。マスコミの無責任さもきっちり露呈されてしまった。「悪」とされた麻生政権を倒したところで、なにかいいことがあったわけでもなし。


 この辺のスジの(結果的に馬鹿げたことになった)政治は、もうやり尽くされてしまった気がする。私は2012年末の民主党崩壊、安倍政権の誕生で、テレポリティクスは終焉を迎えたと思っています。「第四の権力」なんて言われたマスメディアはようやくもって信頼を失った。


 構造改革路線の方はその一足先、2008年末あたりで世界的に破綻しているんだよね。それを認められない学者・官僚・政治家・メディアが、未だ「構造改革」に必死でしがみついてる。既に「死に体」の「レッセフェール路線」にしがみついて「寄生虫」駆除に奔走、最後の「既得権」を奪取しようと狙っているぞ!


ゾンビ経済学―死に損ないの5つの経済思想

ゾンビ経済学―死に損ないの5つの経済思想


日本経済はゾンビに支配されている!
ゾンビが寄生虫を襲う!


エイリアン VS プレデター みたいなもんかな。



……我ながら、ますますあたまがおかしいぞう。


 橋下さんてこのテレポリティクス路線と構造改革路線、両方とも踏襲してるんだよね。プラス吉本の「どつき漫才」といったところ。TVから出てきた人だしね。
 5~10年前には全盛だったこの路線も、もう既に時代遅れ、賞味期限切れになっきてる。にもかかわらず、維新は政策アドバイザーに小泉構造改革のメンバーばっかり集めてしまったし。路線変更は難しいようです。このままじゃジリ貧だと思う。これは本人も薄々感じているのかな。


 かといって、じゃあその次というのも、なかなか見えてこないけどね。維新に限らず。白けムードが漂っている。ネットを活用した政治活動を「eポリティクス」って言うそうですが。まだまだ。


まあでも白けムード、大いに結構。歴史が示すとおり。
皆で盛り上がって馬鹿げた方向に暴走するよりは大いにマシだ。