自分のアタマで考えた
前回の続き。TOP HATENER である「Chikirinの日記」さんを引用させて頂いたので、その話。未読の方はまずこちらの記事からどうぞ。
ちきりんさんのところでは、
『これからは「誰が言ったか」ではなく、「何を言ったか」が問われる時代へ』
という話が書いてありました。
これ、よくよく読んで、そして、よくよく「自分のアタマ」で考えてみましたよ。
師匠の教えどおりに。
よく分からないところがありました。少なくともこの記事だけだと「これからは『誰が言ったか』ではなく『何を言ったか』が重要になる」という話が書いてあるようには読み取れませんでした。結局は『誰が言ったか』が重要で、そのためには「ちきりん」への「権威付け」が必要、だから「何を言ったか」でアピールしていくのが大事なんだって。そういう話の構造になってる。
そして「ちきりん」はついに「BLOGOS AWARDの大賞」という「権威」を手に入れたって話。
ネット(ブログ)でなら努力次第で「権威」になれるチャンスが誰にも、あなたにもある、って話で。ええ、話はわかるのだけれど、タイトルと内容は一致していない。
従来の「権威」とされる「一流大学卒」や「一流企業の社員」だって、それ相応の努力をしなければ決して手に入ることはないし、彼らが手にしたのは立派な「履歴書」とか「名刺」とか、そういう「紙切れ」では決してない。そんな薄っぺらいものではないのに。これはちきりんさん自身がよくご存じのことでしょう。高学歴だけでPVが増えるわけも無し、本当は別の話。結局言い方で、本人はあえてやってる。
この記事を引用される方だって「ちきりん」に権威があるからこその引用、ですよね?「ちきりん」がこう言っている、という。ちきりんさんだって、そのために頑張ったって。記事にそう書いてある。皆が、「ちきりん」が結果的に「権威」を持ったことが重要なのだ、と解釈されているのなら、私の読解力不足ですが。
そうじゃなくて?タイトル通り、字面通りの解釈?ということで、いいんでしょうか?
なんとなく心地よく響く部分だけ切り取って、ネットに「そうか、これからは『何を言ったか』が大事なのか。誰かは知らんが、なんかいいことが書いてあった」ということが重要、な訳ではないんですよね。
「何を言ったかが大事」
とは、どういう意味で捉えられているのでしょうか?
結局「一流大卒」も「一流企業在籍」も「ちきりん」としての成果も、
全部いがさんの実力だよね。全部同じことなんじゃないの?
と、思っていたのですが。
最近、ちきりんさんを愛するクソログさんのおかげで、これはどういうことなのか、
多少は分かってきました。ちきりんさんは何を言っているのか。
lets0720.hatenablog.com
(他にもいくつかちきりんさんの記事があります)
ちきりんさんはDIVAなんだ。何が書かれているのかなんてのは、どうでもいいことなんだよ。という評価をされていたファンの方には、無粋なツッコミをしてしまって申し訳ありませんでした。私の器量が足りておりませんでした。ちきりんさんの記事を字面通り取って、批判するのも賛同するのも詮無いこと。もう一歩先に行けと。そういったところでしょうか。
蛇足
僕にとっては「マーケット感覚」よりも「美しさ」の方が大事だなあ。
ええ、クソログは美しい。
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