強靭化ラジオ!

 株式会社はてなの提供するサービスに「はてなブックマーク」ってのがあります。これ、なんだかよく解っていなかったのですよ。とりあえず私は、自分が記事を書く時の参考になりそうだ、面白いぞ、と思った時に「はてなブックマーク」していたんです。
 最近ようやく気付いたんです。記事を「ブックマーク」してもらうと、「はてなブックマーク」のページに登録されて、ブックマークサービス利用者からのアクセスが増える(かもしれない)んですね。そんな効果があったなんて。知らなかった……!
 
 というわけで、かねてより度々ブックマーク頂いておりました、矢幡洋さん、水輪ラテールさん、YOSHIKIさん、誠にありがとうございました!おかげさまで「サプライサイド経済学」の記事は連日盛況、通常のPVの3倍でございました。今後も精進致しますゆえ、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
 ブックマークの方では、とうとうネガティヴコメントも頂けまして、ブログを続けること苦節0.5年にして、ようやくいっぱしのブロガー、といったところでしょうか。ネガコメとはいえ、ブクマが増えれば宣伝効果もあるようだし、ありがたいことです。

ツッコミどころ

 で、ブクマコメント見て、確かになあ、と思ったのがひとつあったので、ちょっと言い訳を。「安倍首相が韓国を敵視?」の件。確かに安倍首相が「韓国を敵視している」ことも、「韓国経済に憧れるゥ!」ということも無いと思います。これは、
① 韓国をやたら敵視している、いわゆる兼韓層から安倍首相は絶大な人気がある
② 現内閣の経済ブレーン、例えば竹中氏、大田氏、伊藤氏、その他の民間「議員」の先生方が目指すものは、結局は「韓国」のような経済

といったことを表現するためのレトリックだったのですが、確かにあんまりうまくないですね。この辺は三橋貴明氏が、なんとかこの兼韓層に、もっと国民経済に目を向けてもらおう、ということで、色々とレトリックを研究されているようなので、私も三橋氏を見習って、と思ったのですが。まだまだ精進が足りませんでした。以後気をつけます。
 ちなみにツッコミどころはもう一つあって、「イスラエル」「ペルシャ湾封鎖」のあたり。真面目に語ると原子力とかも絡んできて、安全保障とリスク評価をどうするか?なんて話も出て来てしまいます。経済とも深く関連するのですが、ある程度分けて考える必要がありますね。
 
 ツッコミどころは多分、以上の2点です。もう一晩推敲していたら、これらは消えていたかも知れません。なんせ理論武装しないと落ち着かないんで。ただこれが難しいところで。ツッコミの余地がないとブクマコメントが減って、見に来る人も減ってしまいそうだ、とも考えられますし。……なんか、そんな感じの趣旨のツイートを最近どこかで見たような。
 
 その辺うまいなあ、と思ったのがこちらの記事。

フリードマン主義全盛の現在、「徴兵制」なんかにリアリティは全くない。安心せよ、リッチな「リベラル」たちよ - kojitakenの日記

 左右同時攻撃!というところが私と同じです。ブックマークは軽く100オーバーです。「新古典派経済学」ネタでこんなに読まれるなんて!凄いですね。「恐るべし、ミルトン・フリードマン!」(とかコメント書いてるヤツが私)

 私が考えたツッコミどころとしては、安倍首相、橋下市長は、本当に「新自由主義者」なのだろうか?というところ。確かに両者ともに竹中平蔵先生を信奉しているようですし、経済ブレーンにはフリードマン!の劣化コピーがわんさか!その筆頭が某ヘーゾー先生なわけで。だとすればこの両者は確かに「新自由主義者」なのか、とも思います。
 しかしこの両者、経済理論を理解している訳ではないし、権力闘争や人気取りのために利用しているだけ、だとすれば「徴兵制度」はアリ、と主張しても、何ら不思議はありません。ただ、その主張が通用するのか、ブレーンに止められるのでは?なんて考えると……

 といったような議論の余地をわざと作っておく、ところが秀逸な人気記事、たる由縁、なのでしょうね。

引用元の記事も素晴らしいです。
 

M・フリードマンと徴兵制廃止 (西谷修-Global Studies Laboratory)

 
徴兵制度の話、なんですが、前回の弊ブログの記事とも関連するお話です。是非読んでみて下さい。

強靭化ラジオとは?

 さてタイトルの「強靭化ラジオ」ってのは、水輪ラテールさんのところのパクリ、じゃなくて、リスペクト、でしたっけ?ブックマークを含め、全コメントにレスする企画記事なんですが、まあ強靭化ラジオは不真面目なので、1レスだけなんですけどね!それはともかく、こちらの記事。

景気回復の手順 - 強靱化のすすめ

 この記事のコメント欄で、暴走若人さんから公共調達などに関する質問を頂いたのです。「良い質問ですね!」とか言って、某キャスターの如くかっこよく解説してみせましょう!とか思ったのですが……結構難しい……オレあんま、経済とかよくわかんないッすよ……
 
 ので、以下のブログでちょっとお勉強してきます。「お金」「金融」の正体とはなにか!?それが解れば「政府紙幣」ってどういうことなのかも見えてきます。皆さんも是非、まずはこちらでお勉強してみましょう。

経済学を疑え!

金本位制度」と「管理通貨制度」について、非常に解りやすく解説されています。「紙幣」とは「借用証書」である、というのがどういうことなのか、実感としてお分かり頂けるかと思います。
 
そして藤井聡師匠の「日本の公共調達150年の歴史」解説。
 

藤井聡「「談合」は、悪なのか?」(土木を語る 第7回) - YouTube

日本の公共調達制度はどうなっているのか。Chicago boys が関西弁全開で絡んでくる小芝居が秀逸です。1990年以降、日本の公共事業にも適用された「サプライサイド経済学」のおかげで、日本の建設業界は一体どうなってしまったのか!?本当に為になるお話ですので、是非ご覧下さい。


 本件の回答、思いのほか難しかったので、回答記事は夏休みの宿題、ということで、よろしいでしょうか?9/1の朝までにやればOK!とかいうことで。ご容赦下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。皆様方におかれましても、是非上の参考ブログや動画にて予習して下さいますよう。

次回予告

 前回の「サプライサイド経済学」のお話が思いのほか好評だったので、続編をやりたいと思います。前回は「実践編」だったので、今度は「理論編」。なんか順番が逆ですけど。サプライサイド総本山の「新古典派経済学」入門です。多分。(ロクに解っていないので、挫折してしまったら申し訳ありません)