誰の規範?

(前回までのあらすじ)

 はてなの社会科学系ブロガーさんである白井京月さんの記事の他、著名な哲学者、プラトンさん、ソクラテスさん、ニーチェさん、オルテガさん、適菜収さん、荒木飛呂彦さんに藤井聡師匠 [要出典] *1 と、多くの虎の威を借るふのい(仮)であった。
 
さて、今回も引き続きましてはこちら、「社会科学研究会」 ryohei1226さんの記事のご紹介。是非じっくり読んでみて下さい。
 
現状論と規範論 - 社会科学研究会
 
うおお、規範論マジパネェっす! (若作り)

 前回の記事で取り上げた「神奈川県民のグローバリズム」問題の核心とは、まさにこれだ!これぞポン爺(人違い)と戦える理論!と思いました。とても普遍的な話、常識的、良識的なことなのに、忘却されがちなこと。言葉に訳すことができなかった、グローバリズムの裏側にある漠然とした違和感、不安感を、ものの見事に説明しています。というわけで、ここから自分なりに展開してみよう、と思ったのですが!
 
色々と考えたり書いたりしているうちに、どうにも収拾がつかなくなってしまいました……
 
おおざっぱな論点としてまず、日本の ①自然国家としての規範 ②国民国家としての規範 ③世界からの規範(仮想世界政府の規範、そんなものは幻想だ)、という、「3つの規範」を考えました。そして、この「3つの規範」に準じ、日本に存在する、或いは存在した、三つの「憲法」 ① 十七条憲法 ② 大日本帝国憲法 ③ 日本国憲法 それぞれの規範とは? 経世済民の観点からはどうか。これも3つの思想が考えられます。著名な経済学者・思想家である、① ハイエク ② ケインズ ③ フリードマン の経済思想と哲学。その辺の議論を紹介しつつ考察し、そしてかつての米ソ冷戦構造、現状の国防問題などに絡めて理論展開する、などを検討しました。

以前私は「ケインズハイエク」という記事を投稿したことがあります。
 
ケインズとハイエク - 強靱化ノススメ
 
 ここで私は、ハイエクフリードマンを「シカゴ学派」として、同列に扱ってしまっているのですが、色々と勉強しているうちに、この両者を同じに扱うのはちょっとマズイ、ハイエク先生に失礼か、という気がしてきて、この弁明もしなければ、なんて事も考えたり。ハイエクフリードマン。まさに、ここに自称「保守派」が「自由主義」の罠に陥り、改革と称し、自らがドリルの刃となって破壊的な革命活動へと邁進してしまう構図があります。保守と目されたサッチャーさんから安倍さんまで、一貫しています。


 それに、絶対に外せない論点として、横須賀と言えばアメリカ第7艦隊の母港、ということが挙げられます。横須賀について日米安保を抜きにして語る、なんてのは有り得ません。グローバリストさんにしてみれば、そんなのは語るまでもなく「世界の規範」だと言うのかもしれませんが。 などと、色々検討しているうちすっかりとっちらかってまいりました。あまりにテーマが多岐にわたり過ぎな上に、ここまで拡大してしまうと、知恵不足にまとめ能力も不足、知恵熱状態に。思いのほか壮大な話になってきました。


 自分なりに掌握できている話だと、まあ作文展開は楽です。でも時には「気概」を発揮して、尊敬する評論家や学者先生方、他のはてな研究員さんの領域を目指して、より高度な論説にチャレンジしてみよう!なんて思ったのです……しかし今回のテーマは、ちょっと無謀というか、壮大になり過ぎ、まとめられなくなってしまいました。社会科学をやるんだ!なんて大見得切っていたのに、このザマか!


 だったら時間をかけて、まとまってからゆっくり出せばいいのに。しかし、「次回に続く」って書いちゃったし、今まで概ね週二回以上、記事を投稿してきているし。少なくとも六月いっぱいまではこのペースで続けたい、と思っているので、こんな記事を投稿しています。 いやしかし、だからといって、なんかあまり中身のない記事を上げてしまっては本末転倒なのではないか!?


遠からずリベンジの予定です。というわけなので、すみませんが、今日はこのくらいで失礼します。

お知らせ

 本日より、ニックネームが少し変わりました。ふのい(仮)→ ふのい倉津浦
(ふのいくらつーら)と読みます。

以上、よろしくお願い致します。


*1:今回は藤井聡師匠[要出典] の要出典リンクが本物にグレードアップしています。 [要出典]ガイドラインがどーしても気になる!という方は、用心しつつ、リンク先をご確認下さい。