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ふのい(仮)のぼやき

こちら、「パンダのぼやき」さん、のブログです。

パンダのぼやき

全体的に記事を見て頂けると解るのですが、とても勉強熱心な学生さんでして、社会科学、経済、公共政策などについての研究記事がたくさんあります。ので、私もこちらで勉強したり、参考にさせて頂いたりしています。パンダさんが運営されている、学びのまとめサイト「アラエス」というのもあります。こちらもオススメです。社会科学を学びたい、という方は是非。社会科以外の方も是非。

アラエス -全ての人に学びの空間を-

ユーザー登録すれば、誰でも記事を投稿することができます。そのうち私もチャレンジしてみようか、と思い、登録はしたのですが……いかんせん、私の学んだ経済学とは、「年寄りの冷や水」レベルなもんで、まだちょっと無理かなあ、と躊躇しています。


 そのパンダさんもこの4月から新社会人、ということで、今まさに、新しい経験をたくさんしていらっしゃるところでしょう。最近はお忙しいのでしょうね、ブログの更新も、以前に比べると滞りがちなようで、私としては少々寂しいのですが、まあまあ、新しい環境に慣れて、落ち着いてきたら、マイペースで続けられたらよろしいんじゃないかと思います。なんか、ありきたりな言い回しですけど……

というわけで今回は、私が「新社会人」になった頃はどうだったか、ちょっと思い出してみよう、と思います。まあ、私は、「バブル期就職組」だし、あまり真面目に就職活動もしなかったので……今時の、就職で苦労されている若い人に対しては、なんか申し訳ない感じなんですが……最近、弊ブログに読者登録して頂いたfreetermasterさんは、今まさに就職活動中とのことで、色々とご苦労なさっている最中のようですし……きっと全然参考にならないんですけど、昔はこんなだったよ、ってな事で、ご容赦下さいませ。

まずは近況を

 私がブログを始めて、三ヶ月が経ちました。今のところ週2~3回、記事を更新しています。これ実は、当初考えていたペースの三倍です。当初の想定では、せいぜい月3~4回、仕事が忙しくなれば、それもあやしいし、そもそも持ちネタだってすぐに尽きてしまうかもしれない。ので、目標設定は、「記事1本3000文字を目安とし、年30回以上更新、とにかく1年は続けよう」でした。ところが三ヶ月にして、もう記事は30本を超えている、という有様。いったいなぜなのか!?

 ブログを始めた直後の2月頃から、本業が結構暇になりまして、残業無しで毎日定時退社。なので、忙しくなる時期に備えて、今のうちに記事を書きためておこう、と思って、たくさん書いたのす。ところが3月になっても仕事が増えない。じゃあもっと記事を書いておこう、ってな感じで、どんどん記事がたまってしまって、あんまり溜め込んでも記事内容のタイムリーさが失われて鮮度が落ちるし、仕方ないので3月は更新頻度が上がってしまいました。4月に入っても同様です。鮮度の重要でない記事が、「下書き」のところにたまっています。
 日本の景気が回復しているなんて、とても信じられん!おいおい、この会社、ホントに大丈夫なのか、ってくらい仕事が薄い。おかげでブログがはかどってしまって困っている状況です。


では、ここから昔話です。

就職前は

 私の場合は、まあ正直、あんまり勉強できない子でしたね。高校を卒業した後「職業技術校」ってところへ通って、2年間ソフトウェアの勉強して、就職しました。ので、「新社会人」になったのは二十歳の時でした。学校へはちゃんと行ってましたけど、校外ではゲームや漫画ばかりで、勉強しなかったなあ。物凄いゲーマーでして、シューティングゲームの攻略だとか、メチャクチャ研究していました。うまくなれば、ゲーセンで1コインで1時間とか遊べるようになるし、お金も掛からなくなります。私が当時流行していた「R-TYPE」なんかやってると、メチャクチャうまいので、背後に見物の人だかりができました。いやマジで。
 1980年代なんて、携帯電話もネットもないし、パソコンだってまだMS-DOSで、新しい物好きの人しか持ってない。持ってても大して使い道がない。ウィンドウがないから、マウスも付いてないんですよ。マウスいらないんですよ。何言ってるかわからない?不思議でしょ?
 少年ジャンプが600万部も売れてた時代です。ので、遊びと言えばゲーム・漫画でしたね。あとは、アルバイトしてお金貯めて50ccの原付バイク買うとか。
 今時の若い人って、こんな ↑↑ 調子だと、やっぱり就職とか難しくなっちゃうんでしょうか。今時、というよりも、バブル崩壊が確実になった1993年辺りから、就職氷河期、なんて言われるようになりました。「団塊ジュニア」世代あたりからずっとで、しかもだんだん状況は悪くなっているんですよね……

就職時は

 私が就職したのは、まさにバブルたけなわ、という時代でした。当時は完全に「売り手市場」ってやつで、そりゃ真剣に就職活動やってる人もたくさんいたでしょうけど、なんとなく適当にやっていたって、それなりのところに正社員としてフツーに就職できる、最後の時代だったようです。公共事業だって今よりずっと多かったし、家電や自動車の工場だって日本国内でフル稼働していました。系列や下請けのサプライチェーンが組織的に機能していて、(いわゆる「護送船団方式」ってヤツです)下請け会社の製造ラインまで、当時は全て正規雇用が基本でした。Made in Japanが世界を席巻していた時代です。正規雇用の働き口は、本当にいくらでもありました。

 私だってそりゃ、キャリアを積んで、一人前のソフトウェア技術者になるぞ!って意識は強くありましたが、そうならなければ生き残れない、とか、将来のたれ死ぬかもしれない、なんていう、切迫した、というか、深刻な事態は想像しませんでした。
 はてなブログの若い人の記事を見てると、その辺、随分変わったてしまったんだ、と感じます。自分一人の力で生きいく術を身につけねばならない、という意識の人が増えているようだし、私たちの頃よりずっと切迫していて、リアリティがあるように思います。

就職後は

 就職した1年目、というのは、私にとっては凄く重いものでした。ただ、なんか必死でやっていたというだけで、何をやってたかなんて、あまり覚えていないのですけど。なんせもう、二十ウン年も前のことなもんで……
 ただ、最初の1年で、5年分くらい歳を取った、というような実感はありましたね。そのくらい新しい経験を積んだ、新しいことを吸収した、みたいな。この20代前半頃の1年て、凄く大きい、というか、結構自分が大きく成長する、というか変わるというか。

仕事内容は

最初の仕事は、アセンブリ言語、或いはC言語によるファームウェアのプログラミングでした。当時は新しいプログラミング技法を覚えたり、自分なりに編み出したりするのがすごく楽しかったです。周りの人より仕事が早い、たくさんこなせる、という自負があって、技術的な面で思い悩むことは全くありませんでした。むしろ逆に、正直に言うと奢りがありました。先輩後輩かかわらず、仕事の遅い人、プログラムコードをきれいに書けない人に対して「足を引っ張んな!」とか「汚いコードを書くな!後で困るだろ!」みたいなの。はっきりとは言わなくても、露骨に態度には出ていたでしょうね。
まあ、バブル期に就職しているので、まさに寄せ集めの「烏合の衆」だった、ということもあるのでしょうけど。

おっさん期

その後、2度ほど転職してるんですが、随分と状況は変わっています。今はメカトロ制御ソフトをやっていて、常に新しいハードウェアや関連プロトコルを学び、吸収していかなければなりません。んで、30代半ば位からでしょうか。だんだん、若い人には勝てなくなってきたんです。特に、新しい制御要素技術が入ってくると。転職して、より高度な技術を持つ会社に入った、ということも大きいんですけどね。発想が凝り固まっているのか、集中力が落ちているのか、新しい技術や知恵が身につかなくなっているのか。自分の方が足を引っ張っている、と自覚せざるを得ない状況に、次第に追い込まれるようになりました。どんなに必死でやっても勝てない。スピードでも発想でも、20代の人にどう頑張っても勝てない。というよりむしろ、焦りから必死になり過ぎて、周りが見えなくなって、ミスを連発して余計に迷惑をかける、みたいな悪循環に2年くらい填りました。自分が若者の足を引っ張ってるとか、「つかえねーおっさん」とか馬鹿にされてるんじゃないか、とか。なんか卑屈になって、人間関係もギクシャクしていました。


 若い頃は、技術さえ身につければやっていける、という意識が強く、人脈やコネなど軽視していました。でも、それは通用しない。生き残れない。そんな訳で、三十代後半になって、一度立ち止まってじっくり考え直す、というような、意識改革を迫られました。
その後はもう、どこかで開き直ったんですね。この、私より十歳も年下の彼に、勝つ事なんてできないけど、別に勝たなくっていいんだって。それは面白くない、というか、悔しいことなのですけれど、考え方を意識的に変えました。自分にできることを確実にこなそう、とか。若者のサポートに徹しよう、とか。人間関係を円滑に、とか、人脈を仕事に生かせるように、とか、自分が潤滑油の役割になろう、とか。そういう方向へとシフトしていくようになりました。そうすることで、ようやく優秀な若手社員からも、それなりに理解が得られ、信頼関係が築けるようになっていったと思います。もちろん、だからといって新しい技術の習得も怠る訳にはいきませんけど。

まとめ

 30代前半の頃までは、技術面では非常に自信を持っていて、結構傲慢な人間だったと思います。まあ、その勢いでステップアップ転職をしたんですが、自分より優れた若い人に次々と出会い、挫折を味わい、結構自信を失いました。それまでとは打って変わって、迷ってばかりで、人目を気にして、おどおどした人間になっていたように思います。今ではそういった自分も受け入れることができるようになり、落ち着いて仕事ができるようになりました。平たく言えば、丸くなった、随分と優しい人間になったなあ、と思います。

 かといって、十年以上前の、傲慢だった頃の自分ってのも、決して嫌いな訳ではありません。自信に満ちて堂々としていました。むしろ、あの頃はよかったなあ、なんて思ったりもします。どちらかと言えば、傲慢なのが自分の本質なんだろうな、と。ただ、もうそれでは通用しないし、そういう自分を知り、謙虚さを知り、戒めることができるようになってきた、といったところでしょうかね。


以上、私の四半世紀を10分程度にまとめてみました。なんか、取り留めもない話ですみません。そりゃあ二十代の頃だって、色々と苦労はあったんですけどね。なんか、あんまりたいしたことも書いてないかなあ。これを読んでくださった今時の若い人に、なにか参考になるような所があればいいんですけど……