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パトリオット

(前回の続きです。未読の方はこちらをご覧下さいますよう)

http://fnoithunder.hatenablog.com/entry/2014/03/05/010312

一億総中二作戦

 子は親を選べない、なんて言いますが、国も同じ。民は国や故郷を選べません。そりゃ、資格を獲得してちゃんと手続きすれば、法的には、日本人が例えばイギリス人になることは可能でしょうけど、そりゃ養子縁組みたいなもんでしょう。父祖の地が日本であることは変えられません。国や故郷を引き受けなければならない、ってのはそういうことかと。
 国旗や国歌ってのはあえてそれを象徴化したもの、ってことであって、それに意味があるのか、とか気持ち悪い、とか違和感!とか言われても、国際的な場でのルールとはそういうものなんですよ。って武田先生が言ってました!(責任転嫁)
 というわけで、私としては、「国なんかかんけーねー!」ってスタンスで武田さんを叩いている人達、なんか親に刃向かう、反抗期の中学生みたいなノリのように感じてしまいます。アメリカによる、日本人一億総中二病作戦か!これはアメリカの陰謀だ-!なんて冗談はさておき、じゃあ逆に、例えば中学校の授業なんかで、愛国心教育だってことで、親的な立場から「愛しなさい!」みたいなこと言うのも、それはそれで、かなりヘンですよね。いやあ、難しいなあ。

Patriot

 さてここまで、オレは愛国者!みたいな話を書いておいてなんですが、「愛国心」ってのは、実は私、あんまり、ありません。前回から書いてきたことが、愛国心というものなのかどうか。そうなのかも知れないし、なんかちょっと違う気もします。辞書で調べてみたんですが、愛国者って英語で [Patriot] パトリオットって言うんですね。知らなかった。愛国者誘導弾!これ、語源はギリシャ語で、
 pater(父) + -iot = 父祖の地の人  っていうことだそうです。

プログレッシブ英和中辞典 第3版 小学館 1980,1987,1998 より)

 なるほど、そういうことか。腑に落ちた気がします。日本の大地だとか、国土だとか、地域だとか、文化だとかってものに、魂が結びついている、ってのがPatriot の意味するところなんじゃないか、と、それが日本人というアイデンティティ、なんじゃないかと思うのです。「愛」だとか、そういうことじゃないんだと思います。 「重力に魂を縛られた人々」ってシャア大佐に罵られそうですが。それはさておき。

脱・脱国家

 国を親に準(なぞら)えて、「民は国を選べない」って上の方で書きましたが、世界中を見渡せば、日本という「親」って相当立派ですよ。日本に生まれついたのは幸運としか言いようがない。我々は、せっかく日本に生まれついたんだし。これからはグローバル化の時代だ、とか、世界平和だ地球市民だとかいうような脱国家的思想で、日本人を日本国から切り離すような教育がなされたりするのは、あんまりよろしくないんじゃないかと。そんな大げさな、と思われるかも知れませんが、武田さんがあそこまで叩かれるのに、私は凄い違和感。その原因は教育なんじゃないのかなあと。

Nation state

 武田さんを叩いているカンニング竹山さん、しきりに武田さんの考えを「古い!」と言っていました。まあ、そういう役割のお仕事だったんでしょうけど、これって、きっと地球市民的なスタンスで、国民国家なんて時代遅れの古いもの、という意味で、否定的に捉えているんだろうと思います。でも実は、どこの国だって基本は国民国家だし、国民国家は非常に強靭です。国民国家のしくみは、ヨーロッパ発祥、現代の国際ルールになっています。彼らのルールに則って開国してしまった以上、そのルールにはそう簡単には逆らえない。ヨーロッパ勢力が「Nation State」、いわゆる国民国家というルールで自国を強化し、世界を席巻、支配してしまった以上、そのルールに逆らうことは滅亡か、或いは民族の家畜化・奴隷化を意味する!おお、なんか話が大げさに。
国民国家wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E5%9B%BD%E5%AE%B6

 一八世紀くらいから始まったんでしょうか、国民国家Wikipedia見ると、英語のNation Stateの訳語としては「国民国家」はなんか不完全みたいです。日本には無い概念だったので、ちょうど適切な訳語、というのが見あたらないみたいですね。
 この、ヨーロッパ由来の「国民国家」のルールがベストなものだとは、全く思いません。しかし「世界市民」だとか「グローバル化」だとかって、それに変わる「新しいルール」としてはどうなのよ。国民国家や各種団体、地域の共同体が「個人の最大の尊重」の基に個々人に解体され、バラバラにされていく。そうやって政治・国民の力が脆弱化していく。そして結局は、グローバル投資家やグローバルマネーゲーマー、レントシーカーに都合よく利用され、翻弄され、搾取されているだけなんじゃないの?今のところ殆どそういう方向に行っちゃってるでしょう。だってNation state 発祥の地、ヨーロッパなんか、国民国家を離れてユーロ統合しようとしたおかげで、今メチャクチャじゃないですか。通貨統合で「金融政策」「財政政策」という国民の主権を制限され、とんでもないことになってしまいました。分裂しなければ、南欧各国はいずれ耐えられなくなるでしょう。
というわけで?いずれ、Nation stateの成り立ち、歴史、ヨーロッパ情勢などにつても書いてみたいと思っています。

http://matome.naver.jp/odai/2138277620391639201

 あらら、ここまで書いて、こんなのも見つかりました。武田さんて、やたら韓国叩きしてるんですね。特にここの2ページ目のツイート。そりゃTVじゃ叩かれるわ!って言うか、よくこれでTV出させてもらえるなー。こんなんだと、芸能界から抹殺されそうな気が。平気なのは血のおかげなんでしょうか。
でもまあ、最近世間では、朴大統領のおかげですっかり韓流ブームから嫌韓流ブームに移行してしているらしいし、TVもその流れには逆らえず、ってことなのかな。そういう意味では流行の最先端の人、なんでしょうか。


よく得体が知れませんが、武田恒泰先生の新著、今月発売です

笑えるほどたちが悪い韓国の話

笑えるほどたちが悪い韓国の話